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大学教員として生きる道

著者は40歳代の都内中堅私大の准教授です。大学教員になるまでの経緯、日常の出来事などを記録します。

大学教員が裁量労働制で働く理由

大学教員の土日にはやるべきことがいっぱいある。

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何があるかというと、まずは学会、研究会など他大学の先生方と集まる会は土日が多い。そして、一般向けの講演会や入試、オープンキャンパスなども土日が多い。

 

そして、研究活動そのものが大学の授業がない土日にしかはかどらないという現実もある。他人の書いた論文の査読や学生の論文のチェックなども土日にやることが多い。考え方によっては最近問題となっている過剰労働に該当するのかもしれない。

しかし、以前に書いた「大学教員の仕事内容」 でも示しているが、

http://shiranaitoson.hatenadiary.com/?page=1510571621

 大学教員は裁量労働制なので、土日に仕事をしても平日に上手く時間を使って疲れを取ることができると思う。

 

学校によっては教授でも出勤簿に記録を付けないといけない所もある様だが、そうなると土日にした仕事について残業代や休日出勤代を払って欲しいという要望がでたりするかもしれなく、複雑になってくるだろう。

もう一つ、研究者にとって裁量労働制の良いところは研究活動には波があるので、一気にかたずけないといけない仕事がある時に時間を自由に使えることだ。時には締め切りに間に合う様に徹夜で論文を書かなければいけない時もあるが、次の日はゆっくりしたいと思う。このような理由から、裁量労働制は絶対に死守しないと大学自体がおかしなことになってくると思う。もし、大学教員の仕事時間を管理されると、人によっては土日には仕事をしなくなる危険も出てくる。

 

しかし、この裁量労働制を都合の良い様に解釈する人が増えてくると厄介だ。土日も仕事をしないし、平日も授業しかしないダメな教員も確かにいる。

そのようなダメ教員にならないよう日々精進しなければならない。したがって、裁量労働制は表面上は、労働時間を自分で管理できるというカッコよさはあるが、その根底には厳しい業績審査があって然るべきだと思う。例えば、1年毎に業績審査をしてその成果に応じた報酬、昇格などの審査をする仕組みが必要だろう。

 

かく言う私もうかうかしてはいられない。最近の20歳代後半〜30歳代の研究者の業績量は、私たちの世代からするとポスドクの期間が長いこともあり半端なく多いと感じる方もいる。

 

私自身は最低1年にファースト論文1本はノルマにしている。多少の波はあるがこの10年でファースト論文はちょうど10本であった。このペースでいくと20年後論文が30本になる。しかし、このペースでは遅いかと思う。また、若手の教員にはそんなに甘くて良いのか?という声もあるかと思うのが、准教授になると学内の業務が多忙になる事に加え、学会における各種委員や論文の査読など若いうちにはあまり経験のなかった仕事も増える。そうは言うものの私にも目標があり、現役の大学教員であるうちに博士を輩出したい。Dマル合の資格の目安が論文30本程度と言われているから、私が現役で教員をしている間に博士号取得者を数人しか出せないことになる。最低1年に1本はノルマとして,1年に2本だせるよう頑張ろう!