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大学教員として生きる道

著者は私大の准教授です。大学教員になるまでの経緯、日常の出来事などを記録します。

2017-01-01から1年間の記事一覧

論文の査読(国内誌)、パートⅡ

以前、論文の査読について下記の投稿を行なった。 今回はそのパートⅡ shiranaitoson.hatenadiary.com ここ数年、査読を引き受けるようになって感じるのは、どうも年間のサイクルで査読をする機会が多いのは年末のようだ。何故、年末が多いのかは幾つかの理由…

研究はやっぱり楽しい!

久しぶりに実験をした. 大学にいると教育や事務仕事にかける時間が多くなり,思うように実験が捗らないが,私は年に数回は研究を進めるためのデータ取集を行っている. 私はヒトを対象とした研究を行っているので,研究のヒントは常に人にある.実験をする…

任期付き助教について

任期付き助教であった時に,旧友になんの仕事しているの?と聞かれ「今,にんきつき助教だよ」というと,人気がある教員なんだね・・・と言われ,いやいや「人気があるのではなく,任期があるのだよ.」と言って笑い話になったことがある. さてこの任期付き…

大学教員の仕事内容

学生時代の旧友などと世間話をした際に,大学って休みも多いし,授業やって学生と楽しそうにして給与もらっていいねっと,冗談交じりに言われることがある. そんな時私は,「まあ,比較的自由時間もあるしいい仕事だよ.」と言った後,「そうは言うものの少…

任期付教員の更新について

大学教員はたとえ教授であっても任期制で雇われているケースもある. 幸い私は任期のない准教授として雇われているが,同じ職場には任期の助教,臨時職員,研究員,非常勤など様々な立場の人が協力して仕事をしている. もちろん,色々な立場があって個々人…

既存の価値観にとらわれるな!!

研究をするものにとって,オリジナリティは重要なキーワードだ. オリジナリティとは,ウィキペディアによると独創性,独自のものと記載されて,複写、複製の対義語として紹介されている. 研究の重要な視点は,今まで誰も思いつかなかったこと,経験したこ…

急に舞い込んできたTV取材

今日,たまたまちょっと変わった仕事が舞い込んできた. 私が関わっている研究分野で,TVの取材をしたいということであった. こういう仕事は急に舞い込んでくる.初めに連絡があってから,3日後にTV撮影という超タイトな感じであったが,色々な関係もあり…

大学教員が裁量労働制で働く理由

大学教員の土日にはやるべきことがいっぱいある。 何があるかというと、まずは学会、研究会など他大学の先生方と集まる会は土日が多い。そして、一般向けの講演会や入試、オープンキャンパスなども土日が多い。 そして、研究活動そのものが大学の授業がない…

4月1日,科研費 勝負の明暗!

大学に勤める研究者にとって,数年に1回の4月1日は勝負の明暗がはっきりする日だ。 昨年度の秋に申請した科研費の採択結果がわかる日だ。 小中学生の通信簿のような意味もあるし,この先数年間の見通しが立つかどうかの目安となる。 私は大学教員になって,…

研究会での発表

とある研究会で発表するために沖縄へ来た.学会や研究会に参加するとで得ることが沢山ある.今回,同じ領域の先生と交流することで自身の研究を進めるために大変有用であったと感じることができた.研究会に参加する意義を振り返ってみた. 1.最新の研究や…

時間は作るもの

いつも時間に追われているような感覚になる人はいないだろうか? 私の回りにもそのような人を良く見るし、かつての私がそうであった。 担当しなければならない授業コマ数が多く、校務に追われて、一体、いつ研究をする時間があるのだろうかと愚痴をこぼして…

チャレンジする勇気とやめる勇気

1.何かを成すためには何かをあきらめる必要がある. 2.どんなことにも挑戦する勇気が必要. この対立する2つの事象,どちらが正しいのか,いつも考えながら行動している. 基本的なスタンスとして,何かにチャレンジして無駄になることはないという信条…

英語の論文をパブリッシュする意義

先日、モスクワのとある企業の研究者からメールが来ているのに気づいた。 どうやら、私の論文を読んで内容に興味を持ったらしい。 今や世界は小さいもので、英語で論文を書けば世界中の何処からでも、ネットを通じて論文にアクセスして読むことができ、更に…

やっと終わったセンター試験

やっと終わった〜という達成感は受験生だけでなく、試験を運営している大学教職員も同じように感じている事と思う。昨日、今日はセンター試験の試験監督を担当した。この数年、毎年のルーティン業務となっている。 受験生の皆さんには、日頃の学習成果を発揮…

修士論文の審査

修士論文の審査を委嘱されている. 修士は頑張ったで賞,博士はそれに見合う内容と質が求められるという話を聞いたことがあるが,頑張ったで賞である修士の学位を修得する上で一番大切なことは何であるかを考えてみる. 文部科学省の大学院設置基準第三条に…

大学教員は事務仕事をすべきなのか?

少し挑戦的な見出しをつけてみた. 大学教員は事務仕事をすべきかどうか?という疑問だが,おそらく,国内のほとんどの大学において事務仕事はしたうえで,研究活動,教育活動をすべきだという回答が返ってくるのは間違いないだろう.だがしかし,本当にそれ…

大学教員の冬休み

新年あけましておめでとうございます.このブログに目を通していただいた皆様に感謝申し上げます.ほとんど独り言に近い内容ですが,何らか役立つことがあれば幸いです.今年も月に数回は更新しますのでどうぞよろしくお願いいたします. さて本日の話題は大…