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大学教員として生きる道

著者は40歳代の都内中堅私大の准教授です。大学教員になるまでの経緯、日常の出来事などを記録します。

大学の収入源

大学教員の仕事は教育、研究、社会貢献の3本柱であるとよく言われる。従って何の疑いもなくこの3つに邁進していれば、ある程度の評価を得て昇級するのが筋である。しかしながら、少しは大学の経営的なことも平の教員も考える必要があるだろう。

そこで大学の収入源について見直してみたい。

①授業料、これは一番わかりやすい。

②私学助成(国からの補助金)、これもわかりやすい。学生数や大学の規模、経営状況によって異なる。

③寄付金、卒業生や関連企業などからの寄付なので、優秀な大学ほど集まりやすいだろう。

④事業収入、⑤資産運用、このあたりは分かりにくいと感じる。しかし、医学部があれば患者からの支払いが生じるだろうし、大学のグッズ販売などは分かりやすい。資産運用は土地をかしたり、投資した見返りなどであろうか。

一方で支出については、

①人件費、簡単に言うと給与なのでシンプル、②教育研究費、これは分かりやすい。③運営管理費、施設を維持したり、イベントを行ったりする予算だろう。

 

この様に考えれば企業などと比べて大学の経営経費は非常にシンプルだ。単純に経営状態を良くしようと思えば、学生を増やして教員の人件費を減らせば良いことになるが、教員の人件費を減らそうとすると、1コマあたりの学生数を増やす必要があったり、教員一人あたりの学生数が多くなるので、学生一人ひとりへのサービスが低下する危険がある。更に教員の研究時間を減らすほど担当授業を増やすと、研究が疎かになり外部資金の獲得ができなかったり、研究論文のアウトプットが低下して教育の質の低下が生じる危険もある。

 

一所懸命に取り組めるよう教員のやる気を出させることが、大学経営にとって一番重要なように感じる今日この頃だ。